漸進性の原則

Uncategorized

皆さまこんにちは!

今回は「漸進性の原則」についてです。

漸進性の原則とは

漸進性の原則とは・・・

継続的に体力を向上させるためには、トレーニング負荷を少しずつ増やしていく必要がある

参考:競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方p121 著 河森 直紀

*漸進:順を追ってだんだんに進む事(コトバンクより引用)

なぜ少しずつでも負荷を増やす必要があるのか?

過去に記事にしました、「過負荷の原則」にありますように、体力を向上させるためには「負荷」が必要になります。この「負荷」も体力が向上すると「過負荷」ではなく「当たり前の負荷」となります。

例えば、過去に記事にしました「週2回、10kgの重りで20回スクワット」も継続してトレーニングを行ううちに、体力が向上し、この負荷は「当たり前の負荷」となります。こうなってしまうと、体力の向上は認められません。

したがって継続的に体力向上の適応を引き起こし続けるにためには体力の向上に伴い、負荷も少しずつ増やして(漸進させて)行かなければなりません。

つまり「週2回、10kgの重りで20回スクワット」のメニューを

「週2回→週3回」や「10kgの重り→15kgの重り」や「20回→25回」など、目的に合わせて少しずつ負荷を増やす必要があります。

そしてこの負荷による生理的反応は、一時的に起きて長続きはしないため、継続してトレーニングを行う必要があります。

この負荷は固定されたものではなく、「重量を増やす」「回数を増やす」「頻度を上げる」などその日の調子によって変動するものと理解するのが良いのではないかと思います。

漸進させ続ける事ができる負荷は重量!?

漸進性の定義は長期的な視点で考える必要があります。長期的に漸進させ続けることのできる負荷は、やはり「重量」であるかと私も考えます。

なぜ、重量であるかと考えると、

ポイントは「トレーニングを長期的な視点で考える」とった点です。

重量以外の負荷で漸進させ続けることを考えた場合、

例えば、レップ数で考えた場合

20回を50回に増やす。こちらはまだ現実的ですよね。

50回を100回に増やす。まだ現実的にありえるかと思います。

100回を150回に、150回を200回に、500回、1000回、2000回・・・といったようになかなか現実的ではない数字になってきますよね。

また、負荷の一つに休憩を短くするといったものもあります。

こちらで考えると・・・

例えば、1分の休憩を40秒に、30秒に、20秒に、10秒に、0秒に・・・

休憩がなくなってしまいます😭(少し極端ですが)

休憩がなくなる(短くなる)と、疲労がうまく回復しないので、トレーニング中の集中力も低下します。

そうなると、ケガにつながったりうまく刺激が入らずに、結果として効果が減少します。(負荷を上げたのに効果が減少しては本末転倒ですよね)

つまり、

過去の記事であげました負荷

・回数

・頻度

・負荷

・難易度など

ウェイトトレーニングでは、これら全てを最適な負荷に設定して行う事が一番大切であると私は考えるので(回数、セット数、休憩は固定)

漸進させ続ける事ができる負荷は「重量」であると考えます!

*あくまで、ウェイトトレーニングにおいて漸進させ続ける事ができる負荷についてです。強化合宿中の短期トレーニングや、アジリティーメニュー、心肺機能を高めるトレーニングなどでは、負荷よりも回数、難易度のアップを目的にトレーニングを行う事が多いです。

参考文献:競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方 著 河森 直紀

最後までお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました