皆さまこんにちは!
今回は前回の記事の続きになります、トレーニングの原理原則の「特異性の原則」について記事にしたいと思います!
特異性の原則とは
特異性の原則とは・・・
「身体にトレーニング刺激を与えると、それに対して特異的な適応が起こる」
参考:競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方p132 著 河森 直紀
例えば、瞬発力を高めるためのトレーニングを行えば、瞬発力が高まるような適応が起こり、持久力を高めるトレーニングを行えば持久力が向上する適応が起こります。
つまり、瞬発力を高めるトレーニングを行なっても持久力は高まらないし、持久力を高めるトレーニングを行なっても瞬発力は上がりませんよね?
そこで、「特異性の原則」で大切な事は、どの要素を高めたいのかを逆算して、その体力向上をを引き起こすために最適なトレーニング刺激を決定し、与える事が正しいトレーニングの進め方です。
特異性の原則で身体に起こる変化
トレーニング後に身体の適応が起こる現象は、身体に負荷が掛かるとホメオスタシスを維持するために、負荷と身体のストレス耐性を拮抗させようと様々な生理現象が起こります。(これを過負荷の原則といいます)
過負荷の原則の記事はこちら
次に、負荷とストレス耐性を拮抗させると同時にその負荷に身体が耐えられるように、身体を変化させています。
したがって、身体に負荷が掛かった際に、負荷の種類に応じて身体を適応させています。
このように身体を適応させる事により、次に身体に掛かる負荷の準備をすることが可能となります。
したがって「特異性の原則」の本質は、身体に負荷が掛かった際に次に同じ負荷を受けても耐えられるように特異的な適応が起こることだと考えます。
特異性の原則で大切なこと
特異性の原則で大切なことは、身体のどの要素を向上させたいのか。
この向上させたい要素を理解してから最適なトレーニングを決める事で効率よくトレーニングが行え、自分が求めている能力の向上へと繋がるのではないかと考えます。
参考文献:競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方 著 河森 直紀
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は「漸進性の原則」についてです!
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